美容や皮膚疾患に関する本の貸し出しを行っています。

 お肌やお化粧品に関する悩みを持った患者さんが多く来院されています。悩みの種類も人それぞれで、その原因も程度もさまざまですので、限られた診療時間の中ですべてを解決・説明するのは困難です。
 また、スキンケアの方法や治療法、対策に関しても偏った考え方になるのは避けたいところですので、スタッフ一同多くの本を読み、さまざまな勉強会にも出席して日々勉強しています。

 ご興味のある方は、院内にある本の貸し出しを行いますので、お気軽に受付までお声がけください。尚、多くの方に見ていただけるよう、一人一冊ずつ、貸し出し期間はおおむね一週間とさせていただきます。

※多くの方と共有するものになりますので、取り扱いに十分ご配慮いただける方、コロナ感染症も含め自己責任を了承いただける方のみとさせていただきます。

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1医師が教える正しいスキンケア大全
2素肌美人になれるスキンケア辞典
3正しいエイジングケア辞典
4美肌をつくるスキンケア
5美人はこれを食べている
6肌のきれいな人がやっていること いないこと
7大人のスキンケア再入門
8美人ホルモン講座
9ゆる美容辞典
10美人図巻
11読む美容辞典
12永遠美貌R45
13化粧品に頼らない美肌美人のつくりかた
14リカバリー美容辞典
15やっぱり美人は、かかりつけの美容皮膚科を持っていた
16こどものアザへの不安がなくなる本
17アレルギーにならない子供
18アレルギーの9割は腸で治る
19自宅でできるライザップ 運動
20自宅でできるライザップ 食事

その他、多数あります。

スキンキュアサポートに記事が掲載されました。

スキンキュアサポートは、リアルな医療現場と生活者の身近にあるネットをつなぎ、肌の治療や予防をサポートするサイトです。
このサイトではスキンケアに関する様々な情報が閲覧でき、実際に試せるサンプルも無料で請求できます。
当院でもスキンキュアサポートのパンフレットを配布していますが、直接サイトから申し込むことも可能です。
こちらのサイトに、今まさにトピックとなる院長の記事が掲載されましたので、是非ご覧ください。
スキンキュアサポート (skincuresupport.com)

皮膚と肌

 皮膚と肌。どちらも同じものを指しているように思われがちですが、皮膚のトラブルに対しては外用薬(薬)、お肌のなやみに対しては化粧品によるアプローチが適していると常々考えています。
 日本化粧品検定は生涯学習を目的とする一般の方々をはじめ、学生、美容従事者を中心に幅広い年齢層の方を対象に、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指した検定です。
 1級はコスメを読めるプロになることを目的に、2級・3級の内容に加え、化粧品の中身(成分など)まで理解し、活用法を提案できる、化粧品の専門家としての知識が問われます。科学的根拠のある正しい知識でコスメの活用法を提案できるコスメの専門家です。
 2級は美容を語れる人になることを目的に、肌悩みに応じた化粧品やメイク方法だけでなく、紫外線・食事・運動・睡眠など美肌に影響を与える要因についての基礎知識が問われます。知識を高めることで、よりコスメを楽しむことができるようになります。
 当院には、日本化粧品検定1級取得者が2名、2級取得者が1名在籍しており、皮膚のトラブルに対する、医学的アプローチのみならず、お肌のなやみに適切なスキンケアなどをご提案します。スキンケアでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

美白治療について

秋~冬は紫外線量が少なく、美白治療に最適なシーズンです。美白治療にはさまざまなアプローチの方法がありますが、当院ではレーザーや光治療、ピーリング、イオン導入、その他外用薬などを組み合わせて行っています。それらを組み合わせて行うことで、効果を最大限高めることができると同時に、レーザー等施術後のPIH(炎症後色素沈着)やシミの再発を予防することができるからです。

美白治療にアプローチする成分はそれぞれの段階において、さまざまな種類があります。

これからできるメラニンを作られなくする 
・メラニン合成前:メラノサイト活性物質の阻害
  トラネキサム酸、TPNa(ビタミン誘導体)、フラーレンなど
・メラニン合成過程:メラニン合成に必要な酵素を阻害
  ハイドロキノロン、アルブチン、コウジ酸、システアミンなど

②できてしまったメラニンを薄くする
・メラニン合成後:
  メラニンの淡色化(酸化メラニンの還元) ビタミンC、システアミン、ハイドロキノンなど
  メラニンの遊走阻害 ニコチン酸アミド、システアミンなど
  メラニンの排出促進 AHA、レチノールなど

※当院では初回のカウンセリング時に専用の肌診断器(re-Beau2)を用いて、肌の状態を詳細に分析します。その上で、その方に最適な治療法を選択・ご提案しますが、お肌の状態によっては、積極的な美白治療をすぐに始められない場合もあります。お肌が痛んだ状態で積極的な美白治療を行うと、よりお肌に負担をかけてしまい、結果が伴わないばかりか、むしろ悪化させてしまうこともあるからです。
re-Beauを定期的に撮影することで、現在のお肌の状態、実施した施術の効果・経過が一目でわかるため、安心して施術が行えます。それを踏まえて適切な上記美白成分を選択し・ご提案します。

手足の多汗症治療薬

現在、重度の原発性腋窩多汗症に関して、エクロックゲル🄬の外用やボトックス🄬の注射等の保存的加療も保険で認められています。しかしながら手足の多汗症に対して、保険が適応される外用等の簡便な方法はなく、イオン導入や交感神経遮断術等の方法はあるものの、その手間や副作用等から簡単には治療に踏み切れない方も多くいらっしゃいます。
塩化アルミニウム外用法は、院内で製剤した塩化アルミニウムの溶解した水溶液を、汗の気になる部分に直接塗布することで汗の出口(汗腺)に蓋をし、汗が出てこないようにする簡便な方法です。保険は適応されませんが、比較的安価で一日一回の塗布で効果がえられますので、手間もほとんどありません。また長期間に使用することで、徐々に汗腺自体の数が減少するとされ、比較的導入しやすい治療法です。
使用する部位にあわせて濃度を調整しています。気になる方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

手足用 : 100ml 30~40%  1,650円(税込)
腋用  : 100ml 20%    1,650円(税込)

コロナ禍におけるマスクによる肌トラブル

 コロナ禍における生活習慣の変化で、敏感肌を自認する20~30代の女性の98%がなんかかの肌トラブルを実感しているとのデータがあります。具体的にはニキビの悪化、口回りの乾燥、肌荒れ、肝斑の悪化などです。

原因

『ニキビの悪化
 マスク内の皮膚温が1度上がると、皮脂分泌は10%増加すると言われています。しかも、それはマスク内のみならず、額などのマスクに覆われていない部分にも起こります。その結果、皮脂分泌増加による毛穴の閉塞、常細菌叢の乱れによりニキビの悪化を来すと考えられます。
『口回りの乾燥
 マスク内は高温多湿の状態です。その結果TEWL(経表皮水分蒸散量)が増え、実は皮膚は乾燥の方向に傾いているのです。20代以降のニキビは口回り、顎回りにできることが多く、その多くは乾燥やストレスに起因すると言われています。
『肌荒れ
 上記理由による乾燥に加え、不織布による摩擦が加わります。さらに皮脂分泌の増加、常細菌叢の乱れ、汗によるpHの上昇も加わり、脂漏性湿疹などの肌荒れを来します。
『肝斑の悪化
 肝斑の悪化は外的要因、内的要因様々ありますが、マスクによる摩擦や肌荒れによる慢性炎症の継続も大きな要因と考えられます。

対策

『スキンケア』
 ①洗う:化粧品は落としやすいものを使用し、洗顔時にできるだけ摩擦が入らないようにします。少ない量のクレンジング剤やふき取りシートは摩擦を強め肌を痛める原因となります。洗顔はたっぷりの泡で手が肌に触れないように行います。
 ②補う:セラミド入りの化粧品を使用し適度な保湿を行います。ニキビのあるかたは油分の多い化粧品はさけ、ノンコメドジェニックテスト済みのものを使います。
 ③守る:UVケアは必ず行います。(敏感肌の方はノンケミカルのものを選びます)
『ニキビ対策』
 ①クリニックで処方されるBPO/アダパレン外用製剤
 ②外用抗菌薬
 ③内服薬(抗菌薬/漢方薬/ビタミン剤)
 ④生活習慣の見直し
『マスクの見直し』
 ウイルス感染対策予防の観点からは不織布のマスクが推奨されます。しかしながら、不織布は表面の繊維による肌への刺激・摩擦が加わりやすく、またマスク内部が高湿度になりがちです。
 スキンケアの観点からはシルクや綿のマスクが推奨されますが、不織布の中にそれらの素材を一枚挟むだけでも効果が認められます。
 
 ※院内に不織布マスクにかぶせるタイプの綿マスクを置いてありますので、是非ご覧ください。

こどもの『あざ』への不安がなくなる本

 こどもの『あざ』の治療で来院される方がたくさんいらっしゃいます。どんな種類の『あざ』なのか?どんな治療があるのか?経過はどうなるのか?不安でいっぱいだと思います。
 診療時間内にすべての疑問や不安にお答えするのは難しいかもしれませんし、一度聞いても完全に理解するのも困難です。そのような方にお勧めの本です。
 大学の同級生(矢加部先生)が上梓した本で、医療者向けでなく一般の方向けにわかりやすい言葉で書かれています。
 院内の本棚に置いてありますので是非ご覧ください。

ニキビ肌用・敏感肌用スキンケア、“イニクス”

皮膚科学研究からうまれたマルホのスキンケア商品です。
マルホは日本の製薬メーカーで主に皮膚科領域での治療薬を多数取り扱っています。
現在のニキビ治療薬の主流である、ディフェリンゲル🄬、ベピオ🄬、エピデュオ🄬、ゼビアックス🄬などもマルホの商品です。
ニキビ肌用と敏感肌用があり、いずれもノンコメドジェニックテスト済です。

※当クリニックに無料サンプルを用意しています。気になる方はお気軽にスタッフにお声がけください。

ドクターズファイル

全国の医師・歯科医師の検索サイト“ドクターズファイル”に当クリニックが掲載されました。6月に取材を受け、宮崎ではまだ数件目の掲載です。
宮崎市のクリニック一覧から
宮崎市のクリニック・病院一覧|ドクターズ・ファイル (doctorsfile.jp)
またはドクターズファイルホームページトップ画面
ドクターズ・ファイル|症状から探せる、病気がわかる、ドクターが見つかる (doctorsfile.jp)
からも現在アクセスできます。
体表面の疾患・・・弓削 俊彦 院長の独自取材記事(ゆげクリニック)|ドクターズ・ファイル (doctorsfile.jp)
をクリックするとインタビュー記事がご覧になれます。