2021.12.06 / 院長ブログ
美白治療について
秋~冬は紫外線量が少なく、美白治療に最適なシーズンです。美白治療にはさまざまなアプローチの方法がありますが、当院ではレーザーや光治療、ピーリング、イオン導入、その他外用薬などを組み合わせて行っています。それらを組み合わせて行うことで、効果を最大限高めることができると同時に、レーザー等施術後のPIH(炎症後色素沈着)やシミの再発を予防することができるからです。
美白治療にアプローチする成分はそれぞれの段階において、さまざまな種類があります。
①これからできるメラニンを作られなくする
・メラニン合成前:メラノサイト活性物質の阻害
トラネキサム酸、TPNa(ビタミン誘導体)、フラーレンなど
・メラニン合成過程:メラニン合成に必要な酵素を阻害
ハイドロキノロン、アルブチン、コウジ酸、システアミンなど
②できてしまったメラニンを薄くする
・メラニン合成後:
メラニンの淡色化(酸化メラニンの還元) ビタミンC、システアミン、ハイドロキノンなど
メラニンの遊走阻害 ニコチン酸アミド、システアミンなど
メラニンの排出促進 AHA、レチノールなど
※当院では初回のカウンセリング時に専用の肌診断器(re-Beau2)を用いて、肌の状態を詳細に分析します。その上で、その方に最適な治療法を選択・ご提案しますが、お肌の状態によっては、積極的な美白治療をすぐに始められない場合もあります。お肌が痛んだ状態で積極的な美白治療を行うと、よりお肌に負担をかけてしまい、結果が伴わないばかりか、むしろ悪化させてしまうこともあるからです。
re-Beauを定期的に撮影することで、現在のお肌の状態、実施した施術の効果・経過が一目でわかるため、安心して施術が行えます。それを踏まえて適切な上記美白成分を選択し・ご提案します。