入浴による健康効果
寒い日が続いていますが、温かいお風呂にゆっくりつかると一日の疲れが軽くなります。それには入浴がもたらす2つの健康効果が関係しているといわれています。
一つ目にホルモンの作用による幸福感です。温かいお湯につかるとストレスを緩和する『オキシトシン』が増え、逆にストレスを受けたときに分泌される『コルチゾール』が減ることが分かっています。シャワーだけのの人よりも湯船につかる人の方が幸福度が高いというデータがそれを裏付けています。
二つ目にお湯につかることによる健康増進効果です。①身体を温める『温熱作用』、②重力から解放されて身体が軽くなる『浮力作用』、③水圧で身体を緩やかに締め付ける『水圧作用』が主なものです。
これらの作用によって体温が上がって血流がよくなることで、疲労回復、免疫力アップ、睡眠の質の向上などが期待できます。
入浴の基本
お湯の温度は40℃、時間は10分が基本です。熱すぎるお湯は交感神経を刺激し、血圧が上昇して、むしろ疲れを残してしまいます。また皮脂が溶けだし皮膚の乾燥も来しやすくなります。40℃のお湯に10分程つかることで深部体温が1℃上昇し身体の隅々まで血流が行きわたります。また全身浴をすることで、水圧作用により身体のマッサージの効果が得られ、疲れの改善が期待できます。
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