2022.06.13 / 院長ブログ
日焼け止め成分の安全性

 ようやく梅雨入りが発表されましたが、実は紫外線は5月から急増しており、梅雨の時期でも紫外線の量が減るわけではありません。特に肌の奥深くまで届くUVAは5月~8月が特に強い時期とされています。
 日焼け止めはこの季節に欠かせないアイテムですが、その成分は大きく『紫外線吸収剤』と『紫外線散乱剤』の2つに分類されます。その名の通り、紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱などのエネルギーに変換することで、紫外線から皮膚を守ります。一方紫外線散乱剤は酸化亜鉛や酸化チタンなどの金属酸化物からなり、皮膚の表面で物理的に紫外線を反射・散乱させて、皮膚を紫外線から守ります。
 近年、一般的に使用されている紫外線吸収剤が体内にも吸収されていることが明らかになり、その安全性が疑問視されています。2019年2月、米国食品医薬品局(FDA)は、承認済みの日焼け止め成分のうち、紫外線散乱剤の酸化亜鉛と酸化チタンを除く成分について、禁止もしくは追加の安全性試験データが必要と発表しています。
 ビューティフルスキンの日焼け止めは、日焼け止めの成分として安全性の高い紫外線散乱剤である酸化亜鉛と酸化チタンのみが配合されていますので安心して使用できます。
 外用が苦手な方や塗り直しが困難な方には飲む日焼け止めもおすすめです。