フェイスリフト

フェイスリフトとは

 頬や首周り、額、目尻の下がりなど、お顔のシワやタルミを取り除くことで、若返りを“実感できる”施術法です。

原因

 年齢を重ねると、お顔の皮膚にはシワやたるみが生じてきますが、年齢による顔の変化は表面だけで起こっているわけではありません。実は、年齢を重ねると骨、筋肉、皮下脂肪、皮膚のそれぞれが“痩せ”てボリュームを失います。骨粗しょう症と聞くと腰椎や大腿骨をイメージしがちですが、実際には顔面骨も徐々に密度を失い、“痩せ”て小さくなっていきます。土台(骨)が下がったうえに、筋力が弱まり、皮下脂肪や皮膚自体も“痩せ”てその場にとどまることができなくなることで、重力によるたるみを生じているのです。
 具体的には骨やコラーゲンの減少、筋肉の動きによって、おでこや目尻、眉間部にシワができ、重力や皮膚のたるみによってほうれい線は深くなり、マリオネット線が現れ、あごのラインも崩れてきます。そしてついには首にまでたるみは及びます。

なぜリフトが必要か?

 比較的若いうちは皮膚の「あまり」が少ないため、局所へのボトックス注射ヒアルロン酸注射にて対応できますが、年齢を重ねて皮膚に「あまり」を生じてしまうと、注射だけでは、悩みを解決することは困難です。空気の抜けてしぼんだ風船に空気を入れれば元に戻りますが、伸びてしまった風船に空気を入れても元のようなきれいな形を保てないのと同じです。むしろ注入しすぎることで、重力によりさらにたるんだ状態になってしまいます。

手術

 フェイスリフトは頬や首回り、目元のたるみなど、全体的に「あまり」を生じた皮膚を切除することで5年~10年分の若さを取り戻す手術です。

 当院では皮膚だけでなく、その下のSMASと呼ばれる膜(表情性筋膜)を引き上げることで、深部の構造から再構築し、後戻りを防ぎ、長期間に渡るリフトアップ効果を実現しています。

 切開は傷跡が目立たない、髪の生え際、耳前部、必要に応じて耳後部にかけて行います。日帰りで手術を行い、翌日からは洗顔、洗髪も可能です。傷は髪で隠せますので、生活への支障もさほどありません。1週間程度で抜糸を行います。

 ※通常のトータルフェイスリフトのみならず、ミニリフト、下眼瞼のリフト(たるみ、眼窩脂肪)、こめかみリフト、前額リフトなど、気になる部位のピンポイントリフトも対応していますので、お気軽にご相談ください。