刺青

タトゥーの除去には大きくレーザー治療手術(切除法、皮膚移植など)の二つの方法があります。

レーザー

 レーザーは肌を傷をつけることなく色を落とすことができ、広範囲のタトゥーにも対応できます。しかしながら、レーザーが反応しにくい色もあります。また1回の照射で完全に綺麗になるというものではなく、通常2~3か月おきに複数回の照射を必要とします。
 時間的余裕のある方、傷跡を残したくない方にお勧めです。ただし色によってはおちにくいものもあります。

手術

 小範囲のタトゥー、または多少傷跡が残ってもできるだけ早くタトゥーを消したい方には手術がおすすめです。
 小範囲の場合、タトゥーの入っている部分の皮膚をメスで切り取って縫合し、1本の傷あとに置き換えてしまいます。傷あとは完全に消えるわけではありませんが、時間とともにほとんど目立たなくなります。
 広範囲の場合でも、数か月おきに複数回に分けてタトゥーを切除・縫合する方法(分割切除)、周囲の皮膚を動かして傷を閉じる方法(皮弁)、タトゥー切除後の皮膚欠損に対して皮膚移植を行う方法(植皮術)などを駆使して、ほとんどのケースに対応可能です。

 ※1度の手術で切り取れるだけ、最大幅でタトゥーを切除して縫合します。初めは皮膚の緊張が強いですが、時間とともに皮膚が伸びて緊張が取れたころ(3~4か月後)に次の手術を行います。これを繰り返すことで、広範囲のタトゥーでも1本の傷あとに置き換えて切除することが可能になります。

その他

 皮膚を薄く削った後にレーザーを照射する方法もあります。一般的にタトゥーは皮膚の深い位置に色素が注入されています。レーザーが届く深さにも限界がありますので、通常複数回の照射が必要になりますし、照射を繰り返しても完全に色素が落ちきれないこともあります。レーザー照射の前に、表面の皮膚を薄く削る(削皮)ことで、傷跡を残さないようにしつつ、レーザーを直接色素に照射することが可能になります。

※大きさや部位、色等によって治療法や料金も異なりますので、詳しくはお問い合わせください。