2022.05.24 / お知らせ
原発性腋窩多汗症に新薬が発売されました。
原発性腋窩多汗症とは、明らかな原因がないにもかかわらず、日常生活で困るほど過剰に脇汗がでる病気です。日本人ではおよそ20人に1人がかかる、決して珍しくはない疾患です。
2022年5月23日原発性腋窩多汗症に対し、新薬ラピフォートワイプ®が発売されました。
ラピフォートワイプ®は1日1回毎日の使用で、有効成分であるグリコピロニウムトシル酸塩水和物が、神経からの汗をだす指令をブロックすることで過剰な脇汗を抑え、日常生活の困りごとを減らすことが期待できます。
9歳から使用できますが、新薬のため一度に2週間分の処方制限があります。
ドラッグストアで売られている制汗剤とラピフォートワイプ®の違い
目的 | 有効成分 | 製品の一例 | |
医薬品 | 発汗を抑える | 厚生労働省が医薬品として認可 | ラピフォートワイプ®など |
医薬部外品 | 発汗を防ぐ (作用が緩やか) | 厚生労働省が医薬部外品として認可 | 制汗剤(スプレーやロールオン) |
化粧品 | 清潔にする | なし | 汗拭きシートなど |