2023.03.29 / 重要なお知らせ
「ハイフ美容」被害相次ぐ 超音波施術、規制求める 消費者事故調が報告書
ハイフは「高密度焦点式超音波」の略称で、超音波で皮膚を傷つけずに皮下組織を加熱することで肌や表情筋の引き締めをする施術です。ハイフ施術は適切に行わなければ顔の神経障害などを起こすリスクがある難しい施術にもかかわらず、医療クリニックだけでなくエステサロンでも美容目的で施術が行われているのが現状です。
非常にすぐれた理論に基づいた施術ですので、神経の走行、部位、患者さんの肌の状態(脂肪の厚み、表情筋の緩み具合など)を十分に理解したうえで行う分にはとても良い機械だと思います。しかしながら、それを理解していない施術者や初めから適応のない患者さんに施術すると、効果がないばかりか、むしろ合併症や後遺症を残してしまうこともあります。
まだ比較的新しい理論に基づいた機械で、良し悪し両方の知見が集まりつつある段階ですので、当院では今のところ導入しておりません。
ご興味のある方、施術を受けたいと思っていらっしゃる方は必ず、医療クリニックで受けるようお勧めします。
・「ハイフ美容」被害相次ぐ 超音波施術、規制求める 消費者事故調が報告書(時事通信)
・美容機器「HIFU」の施術で事故増加 ”施術者の限定”など再発防止策を消費者安全調査委が提言(テレビ朝日系(ANN))
・火傷や神経損傷も…「ハイフ施術」の事故増加 調査委が法規制求める 消費者庁(TBS NEWS DIG Powered by JNN)