2024.09.08 / 院長ブログ
オメガ3脂肪酸(EPA/DHA)を取り入れた食事でニキビが改善!?

 オメガ3脂肪酸(エイコサペンタエン酸(EPA)およびドコサヘキサエン酸(DHA))を取り入れた地中海式食事法を取ることで、ニキビ患者の皮膚病変が減少するという研究結果が「Journal of Cosmetic Dermatology」に7月掲載されました。
 ルートヴィッヒ・マクシイリアン大学(ドイツ)のAnne Guertlerらはニキビ患者のEPA/DHAレベルに着目し、患者の98.3%にEPA/DHAの不足が認められ、その不足を補うことで皮膚病変の顕著な改善が得られたことを報告しています。
 著者らは「食事療法はニキビ治療の有益な補完手段とみなすべきである」と述べています。
 尚、オメガ3(n-3系)系脂肪酸は、まぐろ、サバ、サンマなどの魚介類、魚油・
なたね油、あまに油、大豆油、キャノーラ油などの植物油・チアシード・黒くるみなどに含まれていますが、熱に弱い一面もあるため、なるべく加熱しないで食べることがおすすめです。