2021.05.18 / 院長ブログ
肥満症に効果!防風通聖散
最近お腹の周りについた脂肪が気になる、という方はいらっしゃいませんか?男女ともに中年以降は代謝が悪くなるため、どうしてもお腹周りに脂肪がつきやすくなってしまいます。ダイエットに興味のある方はもちろん、便秘症、肩こり、高血圧などに悩まれている方にもお使いいただける薬ですので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
防風通聖散はどんな薬?
18種類の生薬からなる漢方薬です。これらの生薬の中でも特に重要な働きをするのが麻黄、甘草、連翹、大黄で、脂肪の燃焼や便秘の解消に大きな役割を果たしています。
服用の仕方防風通聖散は通常、1日3回、食前に水またはお湯で服用することとされています。
防風通聖散にはどんな効果が?
①肥満の改善
防風通聖散に含まれる山梔子や麻黄といった生薬には脂肪細胞を活性化する働きがあります。これによって脂肪の分解・燃焼が促進されて、お腹周りの脂肪を減らすことが期待できます。
また、防風通聖散には食事として摂取した脂肪が体内に吸収されるのを妨げたり、便通を促進することで便とともに脂肪を体外に排出したりする働きもあり、余分な脂肪が体内に蓄積されるのを防ぐ効果も期待できます。
②便秘の解消
防風通聖散に含まれる大黄や芒硝と呼ばれる生薬には便を緩くして便通を促進する働きがあり、便秘を解消することが期待できます。このため、肥満体型でなくても慢性的な便秘に悩まされている方には防風通聖散の服用が有効です。
③その他の効果
防風通聖散には、他にも、高血圧や肥満に伴う動悸、肩こり、のぼせ、むくみ、副鼻腔炎、湿疹、皮膚炎など様々な症状に対して効果があるとされています。
こんな人におすすめ
・比較的体力がある
・便秘がち
・お腹周りの皮下脂肪が特に多い
脂肪の燃焼を促すためには飲み方にコツがあります。ご興味のある方はお問い合わせください。